作詞:Ludwig Von Rosengarten 美しき白鳥の国 君臨するのは夢の 嗚呼 醜いものから総て 目を背けたい 厭世の国王は 幼き日の記憶を 掻き消すかの様に 耽美に溺れた 「ボクノ世界ヲ穢サナイデ」 放蕩の音楽家を 美しくないものなど 不要らない大空への妄想(ゆめ) 自由へと翼を広げる鷲と白鳥 楔を断ち切って 醜い戦争いが現実なら このまま鏡の間に篭城しよう 甘美な夢が覚めない様に 薔薇の香に埋もれて 永久に眠り続けていたい 美しき白鳥の城 想い馳せるのは狂気の 嗚呼 醜いものなど総て 消え去れば良い この世界から 遠征の帝国は 国王の幻想を 踏み躙るかの様に 戦乱に巻き込む 「ボクノ夢ヲ穢サナイデ」 愛した人はいつでも 自らと同じ 嗚呼 貴女が石だったら青空への幻想(ゆめ) 私の愛を裏切る孤高の鷲よ 嗚呼でも愛してる 自分と違う このまま湖に 沈んでしまいたい 私が貴女に求めるものは まるで姉妹の様に 昨日見た歌劇を語り合う事 孤独と月光愛し 浪費を重ねた王は 山の城に幽閉された大地への帰還 美しい夢を見続けた幻の鷲よ 永遠の夢を見て もしも私が永遠の安息を 手にした時には 私の城は 跡形も無く壊して欲しい この夢を守る為 何者にも干渉されない様に |