作曲・作詞 光ノ巣 人は生き 死する故問う 己が生の彷徨いを 指先は 血で滲ませて 羊皮紙に認め乞う 無意識に 花を散らして 欲に酔い 神を忘れ 剪除した 母の恩恵 残るは美味の肉塊 舌をのばし待つ 器など 怖気に満ち孤独の檻へ 悪馬嘶く嵐の夜に 風を切り裂き 黒衣を纏い いざ人の世へ 馬を手懐けて 人は闇を畏れながら 自ら誘い 生は死へと変り果てた 美し日々を 荒れ狂う 歪んだ叫び 深緑の木々と揺れて 贖児を捧げ祈るが 時は既に遅かりし 枯れた湖に 雨露を 垂らし碧く慈悲深きさま 踊り苦しめ荊の大地 罪と償い 尊ぶべき命の唄を 捧げられようか? 己が為に生き続けた 愚かな日々を 悔やみ恨み牢の中で 燻らせようか 屠る爪先 償いの血を 喉の奥へと 一夜の月に照らされ靡く 白き髪の毛を 希望を抱く 無垢な少年と少女生かし 幾度繰返す 裁きの日が 訪れぬ事を 祈り紡ぐ明日の世界 拳で握り 人の世に棲もう穢れを 喰らい尽そう |